2009年2月24日火曜日

Stanford大学のComputer


















今、LantanaというStanford大学の寮にいる。
その中にあるコンピュータからブログを更新している。

とにかく驚くのが、大学のコンピュータのスペックの高さである。
写真のように、恐ろしく基本性能がよろしい。別に全員が理系でシミュレーションでがりがり使うわけではないのに、Core2Duo、メモリを3GBも積んでいるのだ。さらにiMacをWindows XPとMacOSの全てデュアルブートにしているのである。Officeは2007が入っていた。

ジョブズのお膝元というか、出身の大学だからだろうか、Macユーザも多い。
パソコンルームのコンピュータはWindows XPでもデフォルトがFireFoxになっている。
デフォルトがIEになっている慶應のコンピュータとは比較にならないほどレスポンスが良い。

矢上の環境はいいと思っていたが、それ以上だった。慶應のITCとの差を何故かハード面でも思い知らされてしまった。

2009年2月12日木曜日

2月10日

2月10日
この日は、授業を受けるために真剣だった。
日付が変わって40分くらいまで寝てしまい、取る授業をうまく決められていなかったので、
代わりに、地下のパソコンルームでリサーチを行う。
テスト期間だからなのだろうか、2時過ぎまで、学生が喋りながら勉強会的なものをやっていた。

3時過ぎに床に就く。7時に起床。
9時半からお目当てのAI(人工知能)の授業に出てみる。
個人的に、人工知能の中では完成されていない、「考える」ことに焦点を当てた授業に期待していた。
しかし・・・

話の流れとしては、入力をインプットするには感覚器官が必要である。そして、その中でも目の役割は大きい
ということになって、画像認識のアルゴリズムに話が移っていった。

一次元のベクトルを掛け合わせて画像の差分を取り出すことから始まって、行列を使った平滑化や輪郭抽出、Hough変換など、慶應の応用情報工学の授業の復習をしているようだった。

この授業はいわゆる「エグい」らしく、一週間で30時間の宿題が出るという。木曜日はどうなるのか・・・

次に出た授業。Information Theoryというものであった。
ハフマン符号化の周辺について、掘り下げた授業が行われていた。
ビットでなく、3パターンのときどうするかなど、テクニック的なものであった。

ここまで受けて、授業自体の質というものは、言われるほど離れていないような気がした。
ただ言えるのは、生徒がみんなとても積極的に授業に参加しようとしているところ。
やはり、こういうのはなかなか日本ではないものであると、外から見て思った。

午後の授業も潜ろうとしたのだが、グループにならなければならないものや、セミナー形式になっているもので取れるような代物ではなかった。

結局、時間をもてあまして、足りない生活用品を買いに、ウォルマートに行くことになる。

この後の話は、ウォルマート冒険で。

ウォルマートから帰った後は、何故か「ハワイ語」研修に参加することになる。今回の参加者のホストがハワイ語を習っているためだ。
疲労困憊、酸欠状態(言い過ぎか(笑))の頭が覚えた単語はmaikai=goodだけであった。

降り出した雨に打たれながら、寮につく。そのまま、ホストにその日の惨事を伝え(彼は何故か日本語で「へえ~」と話を聞いてくれた)、就寝。

2月9日

起床後、帰ってから浴びずに寝たので、シャワーを浴びる。
朝で、すがすがしい。
昨日のあまりでもらったパンを食べる。
この日Ryanはテストがあるので、早目に学校に向かう。
午前中は、洗濯をした。デフォルトの35分で洗濯し、その後、45分間乾燥機にかける。

地下で、インターネットでチェックした後、部屋に戻るとRyanから電話が。
食堂で、大量のご飯を食べる。バイキング形式で、ピザやハンバーガー、スープ、パイナップル、レタス、メロンなどを取る。レモネードは天然ジュースである。

その後、研究室の宿題を終わらせるべく、部屋に戻る。Ryanにそのことに関して調べ物があるので、どうやって図書館に行けばいいのかたずねる。工学系の図書館の2階ならIDカードなしで入れることが判明。一般回帰ニューラルネットワーク(GRNN)を調べるべく、重装備をして、図書館に向かった。

インターネットや工学専門の本が陳列されており、館内はいかにも工学といった感じ。
そんな中、インターネットでソクラテス.stanfordでそれ関連の本を探してみるのだが、なかなか良いものが無い。学部4年生程度で、最近の応用の論文を読んでも分かるわけ無いので・・・
当たった検索結果は、例えばそのネットワークの航空宇宙での応用例とか、医学で応用したらどうなるかなど、GRNNを紹介してどういうものであるかということではまったく無かった。
残念。結局、日本や英語のサイトでGoogleするしかないと思い直し、疲れたので、図書館を出る。

地下で、パイナップルソーダを買おうとする。勿論、Dining Cardの残金を減らすためである。しかし、使えず現金利用に・・・何をやっているのかわからない・・・

気を取り直し、予定の4時に間に合わせるために、Old Unionに向かう。そこでインターネット接続のセットアップをするというのだ。現段階で寮内でインターネットが使えない身としては、ぜひともやっておきたいものであった。Mikeが丁寧に教えてくれるはずだ。

だが、その前に、待合で喋ったことを記しておきたい。少し早めについたところ、早目にSJECの参加者が来ていた。そこでは、どのクラスを取ったか、或いは取るのかということが真剣に話されていた。
先に課題や雑多なものを片付けておこうと、図書館に向かった自分であったが、実際授業をとってしまった人たちがいるとさすがに心がむず痒くなってくる。一体自分は何をやっているのかと。
仮にも、この日記を読んでいる人がいるなら、早目に吟味したほうが気が楽かも知れないことを伝えておく。
明日は、人工知能などをとるつもりでいるのだが・・・

インターネットの設定はMikeの丁寧な指導により、簡単に出来た。とりあえず、寮「以外」なら使える。まあ、あちゃ~といったところだ。ドメインが違うらしく、寮に帰ったところ接続不可能。
とりあえずStanfordのネットワークならいけるのだが・・・このパソコンでWindows7βを使っていることが問題か・・・

Aramも来て、授業の話で盛り上がる。慶應の授業のCGのレジュメを見せてあげたり、Interactiveなコミュニケーションが出来たのではなかろうか。生徒による授業評価もオンラインであるので、ホストにログインしてもらえば、授業内容や質を知ることが出来る。
Aramはとにかくアルゴリズム系を勧めていた。彼は、微積分関係の本を持っていた。リーマン積分など慶應で自分が少なくとも今まで扱ってなかったような話もあった。普通の積分公式の証明も勿論あった
のだが・・・

その後、慶應勢も来たところで、みんなでOld Unionで夕食に。注文でもたつく。注文時のアイテムが自分の頭の中でクリアでなかったことも手伝って、面倒なことに。
このような、飲食店の店員の質というものは、一般に日本のほうが高いと感じた。

食堂で上った議題は、いつ出かけようかということ。来週の月曜日から3日間ラスベガスに行くのが一番の候補である。2番目がヨセミテ国立公園である。一つ目のプランだった場合、同志社、京大の参加者も混ぜてみんなでいく感じになりそうである。

そんな感じで、話していると、いきなりこの日本人の集団に対して、話しかけてくる人物が。
日本で半年間東日本でインターシップしていた、3月の上旬からコンサートをひらくスタンフォード生
である。とてもテンションが高く面白い。
名刺を交換したが忘れるという失態(笑)をする以外、彼とその連れの2人と、とてもよい時間を過ごせた。ちなみになる~のホストと知り合いであるということも判明し、その真似にみんな笑った。

そんな感じで、3日目も終了である。インターネットの設定がうまくいかず、悪戦苦闘しているうちに眠くなって寝てしまいおきたのは、日付が変わって半時ほど・・・Ryanは今日の音楽(東南アジアの伝統音楽のエッセー対策だとか)で勉強中。いつの間にか2時に。この後どうしようか。
少なくとも明日出る授業くらいは確認しておかないと・・・

2月8日

8時に起床。
昨日の昼に3時間も昼寝をしたため、6時間も目をつぶったまま朝を迎える。
天候は曇り。
集合時間の9時に間に合うように、Ovalを目指して歩く。
この日を持って、昨日到着した殆どの参加者が顔合わせをすることとなった。
Cal Trainを使うためにPalo Altoの駅を目指す。その中で、色々会話をする。
線路の上に上ったりして、電車到着まで時間をつぶすこと半時間、電車が来る。
みんな2階建ての電車の上に乗り、サンフランシスコまでの小旅行が始まった。
天候は悪いものの、車内は大いに盛り上がった。
現地到着後、Fisher Man's Wahrfで昼食を摂るために、バスで向かう。
ホストの一人は車内でもフランス語を勉強していた。
クラムチャウダーに関して有名な店で昼食をとる。有名なだけあって、なかなか味がいい。もっとも、周囲がパンに囲まれたものを選んだ場合多すぎてしまうのだが・・・
アルコールショップや、靴下の店などその周辺をぶらぶらと散策した後、セブンイレブンに。

みんなが買っていた水に差をつけたくて、ビタミンD入りの牛乳(アメリカの牛乳は日本のものに比べて甘い)を買ったことが、実はとんでもない失敗だった・・・と後で気づくのだが・・・

その牛乳ボトルを横にしたところふたの構造上、牛乳がバッグ内に浸透・・・
Seacret Menuがある、ハンバーガショップに入ったりした後、サンフランシスコで有名なアイスクリーム屋へ。
そこでは、Hot ChocolateまたはEarth Quakeというアイスを選べる。
ここで、メンバーのうちの8人は山盛りのアイスを色々な味のソースをつけて食べる。
後者を選択。とても甘かったのだが、終盤に差し掛かると、汚らしい姿に・・・
大量に残すのは忍びなかったので、食べる。飲み過ぎた牛乳と相まって、気持ち悪くなる。
Golden Gate Bridgeへ。一年前に海岸を10km以上歩いてたどり着いた感動がよみがえる。
早歩きで、端の中間地点まで行って戻ってくるということをしでかす。

帰りは、帰りで雨が降ってきて寒い。
Cal Trainでまどろんでいる間、牛乳のペットボトルのふたを落とす。この瞬間、1リットルの牛乳の残り全てを飲み干すことが決まる。

おかしくなった胃で。イタリアン料理を食べる。今回の旅行の中で一番おいしいという事実が恨めしい。
更に、追い討ちをかけるように、慶應の仲間が、答えにくい質問を畳み掛けてくる。
人生経験になる時間となった。

10時半ごろにお開きとなり、おのおのの寮に戻る。
この後に、慶應だけで今週の火曜~木曜の小旅行計画のミーティングがあると聞いていたのだが・・・
一体、どうなるのやら。。

2月7日

起床後、Ryanと一緒にごみ出しに行く。
そこでは、意外に分別がしっかりしているということに気づく。

その後、Studying Roomに行くRyanを見送って、散歩をする。
大きな池が干上がったような場所を一周。かなりの距離だった。
昨日まで降っていた雨も上がり、すがすがしい。
リスや、青色の鳥など、数多くの動物、散歩・ランニングしている人を見ることが出来た。

11時半ごろ、Ryanから電話があり、食堂でご飯を食べようということになる。
昨日と同様、多くの仲間に囲まれながら、食事をする。
しかし、やはり大人数で喋っているとコミュニケーションが取れない。
タイ人の二人とRyanがコンピュータの話をしている(プログラミングか・・・)みたいなのであるが、
話が聞き取れない上に、分からず、話に乗れない。
一部タイ人の彼の英語が聞き取りづらく、どうやって申し込んだのかも一回では分からなかった。
自己嫌悪に陥る。
日本語を2年間習っていたという人がいるなど、かなり多くの人が日本語を勉強していることに驚いた。

Welcoming Partyでは、多くの人と出会う。
専門が分子生物学、酵母でペクチンなどの解析をしているJoshや
生物系か、言語系(アメリカ人のイントネーションや単語のUsageを研究する)をやろうと考えている人
環境関係(ウランなどの放射性廃棄物の処理)で博士を取得中のMikeなど、アカデミックな話も交換できた。

2回経験した2月6日

成田空港からサンフランシスコへ向け、飛行機に乗る。

サンフランシスコの天候はあいにくの雨であったが、迎えに来てくれたJoshを含む3人のホストは優しかった。
北京と上海の中間に位置する場所の出身のNingは、シンガポールの高校卒業後にStanfordに来たという。
20分ちょっとの大学までのドライブはあっという間だった。


現地到着後、オリエンテーションがあった。そこでは、これからホストとなる多くの大学生が来ていた。
専門である、情報工学に近い電気工学の専門が多くて、個人的に面白そうだと思った。


最初の10日のホストであるRyanはフィリピン出身のタイ育ち。
日本語も学習している。
課題を一緒にやった。内容は、人気アーティストである嵐の相葉さんが出演しているバラエティ番組を見て、問いに答えるというもの。課題はYoutubeで見たものをOnlineで提出するのだが、本当に日本のボケ満載のテレビ番組を見ていて日本語の勉強をこんな一流大学で教材として使っているなんて不思議な感じがした。日本語のテロップ、例えば「満員電車で遭遇 超偶然の出来事」を英語に訳せという問題があったりとなかなかウィットに富んでいた。

結局部屋に戻り、Ryanと食事をとることにする。シンガポール出身や、他のアジアの出身の学生など国際的な雰囲気のなかで食事を食べた。料理は、セルフサービスで、いわゆる日本で言うバイキング形式のもの。若干脂っこいものが多かったが、他の野菜・ジュースも自由に採れるため、1ヶ月は大丈夫そうである。

2009年2月6日金曜日

アメリカへ

去年のように一人旅ではありませんが、1ヶ月間アメリカに塾内サークルでの派遣という形でStanford大学に行ってきます。

Googleの創始者の出身大学でどんな経験が出来るのか、楽しみです!!