2009年7月4日土曜日

思考のホットスポット

昨日(正確にいえば一昨日)、春に文化交流で留学していたときの友達に会ってきた。
日本人の彼は、近年減少傾向にあるアメリカの一流大学の中では稀有な存在である。
2年前期には卒業分の単位を取り切り、なおかつ得意なコンピュータ科学以外を専門にしようとしているそうだ。

矢上キャンパスを案内する。
2限の授業の様子を見て「何が言いたいのか良くわからない」
学生が授業の話を聞いているように見えないことについても、多少なり衝撃を受けていたみたいだった。 
訪問研究員のKさんしか来ていない午前の研究室で、研究内容についておおざっぱに説明する。
興味は持ってくれたようだ。

午後は、三田に移動。日本の若者文化を知りたいという希望により、春にStanfordに行ったメンバーのうちの2人とそのメンバーの彼女で渋谷と秋葉原に行くことになる。
渋谷ではTSUTAYAに行き、アニメなど日本のサブカルチャーの影響力を確認。
秋葉原では、萌えの聖地に初めて足を踏み入れたりした。集団が集団なので、英語が話せるメイドを指名。ドイツ人の方が担当となった。飲み物をおいしくするために「モエモエ、キュ~」といっていたのが印象的だった。帰りはDANKEと。(ドイツ語分かりません・・・)

カップルの2人は先に帰り、残った3人でラーメンを食べる。
慶應からの参加者の一人は、店の定員でも友達になってしまい、サンフランシスコを案内してもらうくらいコミュニケーション力に長けている。
最近は日常をどう違った角度から捉えて意味のあるものにするか、考えているらしい。単純に人の誕生日を覚えるだけでも、違った見方が出来るんだとか。今までは、出来るだけ変な経験をしようとしていたが、日常の中の非日常を見つけようとしているという感じがした。
GAでいうと広域探索以外にも、局所探索の方法を改善しようとしていることになるのであろうか。

オタクの街で、3人の会話はヒートアップする。
いつの間にかテーマは日本についてに移っていた・・・
「日本人は少なくとも僕より勤勉だと思っていた・・・」という彼の言葉を聞いた時、むず痒い気持ちになった。
日本人の特徴にも話が及んだり、就職や社会構造の社会的背景など普段話す機会がないようなことも話し合った。


2人と別れ、山手線に乗りこみ会話を振り返って考える。線路も思考もループする・・・

グローバリズムが進行する中、少なくなっていくパイを奪い合うしかなくなっている状態が続くのであれば、国として良くないのではないかと。
今の日本のシステムは、多分インターナショナルまでなら有効だったと思う。
すなわち、縦割りのヒエラルキーがそれぞれの国に存在する場合である。
この場合、会社の機能自体はそれぞれの国が独立に持っているので、会社の構成要員一人ひとりは、世界の情勢なんてものを考える必要がなかったのだ。一部の重役が、向こうの重役とコンタクトを取れれば十分ということであったのだろう。
ところが、高度な情報社会となり、パンドラの箱が開けられた今、例えば技術者レベルでさえ英語によるコミュニケーションが必要になったりするようになっている。構成分子全てが、インタラクティブに全体と情報のやり取りを行う。こんな時代が来ているのだ。

それなのに、就職偏差値や安定志向から、企業選びをする人が多いと聞く。
激動の時代に加え、少子化で小さくなっていくパイを争奪するというネガティブな因子がある中、この選択は果たして良いものなのか、大学院進学という猶予期間が与えられた自分の頭に疑問がよぎる。

思うに、これから必要なのはコンセプトを創る力だ。ものに価値づけを行えれば、常に先に行けるので、例えばメモリや液晶パネルのように簡単に追随されないだろうし。

そもそも、日本という国という概念自体に固執する考え方自体が、古くなっているのかも知れない。でも、成田空港に帰った時の何とも言えない安堵感、コンビニの店員の細かな配慮などを見るとき、日本の良さを実感するともに、国としても「輝き続けて」欲しいと思うのである。

2009年4月20日月曜日

日記の公開途中ですが・・・

これは、現在進行形の話です。

研究室には英語輪講というものがあって、英語論文をパワーポイントにまとめて発表しなければならない。
今回の課題で与えられた「A Graphical Model for Context-Aware Visual Content Recommendation」。
難し過ぎる・・・
どうしても良くわからないので、過去に遡り、content-based image suggestionというキーワードでググってみる。
そうすると、同じ著者の論文が・・・自分から引用しちゃって。。オリジナリティが強すぎるだろ(笑)

だが、今回言いたいのは、ここではない。読んでいる内に、ふと更なる引用に目がいく。
Ng, A.Y.??Ng??
もしかして・・・
そう、Stanfordで人工知能の授業を受け持っていた教授だったのだ。
なんかベイジアンネットとかやってたっけなあ・・・

英語論文という課題を与えられたところで、意外なところに共通点があった。

ってか、早くまとめよう。同期前発表のパワポ作成にさえまだ入っていない・・・(汗)

2009年3月22日日曜日

2月20日

弟のもとへConcordに行くことに。
Palo Alto Cal Train Staionから、自転車を詰め込んで出発。

MilbaraeというBartとの乗り換えの駅でスリランカ人と仲良くなる。
チケットの買い方が複雑で戸惑っていたようである。
2人で購入して、San Francisco方面へ。
まず、訊かれたのは国籍であった。日本人であることを伝えると、信頼してくれている様子であった。
話を聞くところによると、彼女の周りの日本人は常にNiceであるという。
スリランカを出て、アメリカの大学に通っている学生であった。
スリランカということで、必死に頭の中で「スリランカ」を検索する。
ふと、世界で一番長い都市名、「スリジャヤワルダナプラコッテ」を思い出す。
結構驚いてくれた。「他の人は、インドと同じようにしか見てこないから気に入らない」という主旨のことを言っていた。因みに本場の人が喋るとこの都市名もものすごい響きに感じた。
母国が好きなようで、食事についても色々話してくれた。

9月に出国して以来、約半年ぶりに弟と会う。

チャイナタウンにある中国料理店に行く。
そこで、ワンタンスープを注文。
弟が、サブメニューとして、肉まんや春巻き、シュウマイを選んでくれた。
久々の「箸を使う料理」で満足する。

サンフランシスコでは、Joshを祝うためのビールを購入。

Joshの誕生日を祝う。SJEC全員が彼の部屋に押しかける感じである。
カリフォルニア州の法令である、21歳以上で晴れてアルコール解禁となり、さっきのビールを一気に・・・
その間に秘密工作部隊は、彼の鍵を掠め取って、車に風船や、ここには書けないような代物をわんさか乗せ込む。

次の日のJoshの顔を見るのが楽しみである。

2月19日

人工知能遅刻。
内容は前回に引き続き、ベイジアンネットの拡張であった。
黒板にチョークを使って式変形を行うという一般の授業であった。

2限アルゴリズム休講。
空いた時間を利用して、昼はYanたちと一緒に食べる。

Katrinaの運転でフォンズの店へ。
初めて「チーズのしゃぶしゃぶ」を食べる。
AntonやJenといった電気工学、機械工学(機械のアフォーダンスに直接関係するもの)を専門にしている人たちと食事をとることが出来て有意義であった。

8時からのMeetingではJosh誕生日の秘策が話された。

明日は夜9時集合らしい・・・

2009年3月21日土曜日

2月18日

CGの授業を受ける。
テーマは、Berklery出身の講師による、地図から取り出した道の最適化である。
通常の地図は必要な情報以外に雑多なものが入っているので、例えば「曲がる(つまり車を運転している状態で右折又は左折のみするようなとき)」情報だけ欲しい時に不便である。これを解決するのが講師の方の話であった。


Alexの運転でNBAのバスケットボールを見に行く。彼は今年シカゴのTrading Companyに就職するらしい。3分間での株の操作など、神経をすり減らすような仕事だという。
それから、Googleの最高のIT企業が集まる一帯の地価は、マンハッタンのウォール街より高いとも。
話はハイブリッドカーになったりもした。こういう話が出来るのは刺激的で、楽しい。

とにかく、会場に着くとそこはOracleスタジアム。行われているのはWorriorsとLakersの試合。
両者一歩も譲らない接戦であった。
最終的にLakersの逆転勝ち。観戦初の自分でも楽しめた。

帰りは、日本の食文化の話となった。今までは、缶詰にされて猫の餌であったマグロが、寿司ネタとして世界中の人から愛されているという状況をかんがみる時、彼は日本文化の影響力は凄まじいといっていた。

ニューヨークでインターンをやった時に、日本の料理の鉄人が経営する料亭に行ったそうだ。
日本料理とフランス料理っぽいもののFUSIONだったらしい。
彼は、日本人の有名な料理人を知っていた。テレビ番組などを良く見るという。自分なんかよりずっと詳しい。多分、美味しいものもずっと知っているのであろう(笑)
日本人の料理人が作るものにこれほどの熱い視線が注がれているのは意外だった。

カーナビの不調により道を間違えるも、Stanfordに到着。彼に自作の名刺を渡す。得るものが多い一日だった。

2月17日

起床後シャワーを浴びる。
その後、朝ごはんをYanと食べる。
外は雨が降っており、自転車で水溜りに入るたび、泥が飛び散る。

人工知能の授業を受ける。
内容はベイジアンネット及びベイズの定理の説明であった。
慶應でも習ったはずであるが、内容が本当に初歩から、発展まで体系的に説明しているようであり、日本のそれと比べて凄かった。しかし、それ以上に生徒が熱心で、積極的に教授に質問している姿がとても印象に残った。

連続してアルゴリズムの授業を受ける。2年のときに一応はアルゴリズムは取ったのであるが、
そこでほんの少ししか触れなかった(と思う)ハッシュ法についてとても丁寧な授業がなされていた。
尤も、字は「汚く」、更には言語的困難からか理解は難しかったのであるが・・・

その後、少人数の日本語のSpeakingの授業を受ける。
内容は日本で実際に風邪を引いたり下痢をした時はどうやって対応すればいいのかということである。。
とにかく、非常に面白かった。パブロンを売り込んでおいた。自分も含めても6人しかいない教室で、何故か自分もNative Japanese Speaker
として参加しながら、楽しみながら参加できた。設定で徹夜明けで眠い留学生を飲み会に誘う設定にして
大いに盛り上がった。

2月16日

起床後、シャワーを浴びる。

BranchをRyanと食べる。
そこで、ニューラルネットワークを研究しているDouglasに出会う。Ryanに教授の名前を聞いてもらう。

渡米前に自分自身に誓った約束は果たされるか。

12時にYanと会う。2番目のホストである。2年生で専門はComputer Science。Houston出身で、日本語も操れる。
とにかく、反省することしきりな日であった。

(途中の話としては、スーツケースにものをつめる時間が無かったので1時にYanと待ち合わせをしてRyanの元で無理やりパッキングしたりと、なかなかハードな時間を過ごした。お土産以外にも、買って来てくれた洗濯用洗剤の半分を彼にあげたりもした。)

今パソコンでこうやって日記をつけている時でも、彼らはプロジェクトといって互いにホワイトボードを使いながらどうやってCGの課題で質を向上できるのか検討を加えている。
突っ込んで質問しあいながら・・・
「普通では、彼らのやっていることにはついていけない」そう思った。
StanfordのComputer Scienceは世界で最も優れた学科の一つであるといわれているが、やはりその背景には
相当なものがあると気づかされた一日だった。

2月15日

サンタクルーズに行く予定だったこの日、雨で大崩れとなる。
Macから洗剤と紙状の香料(柔軟剤の役割を果たしているのかも)を借りていたので、
返す。尤も、彼は3時までおきていたので、寝ていたのだが。

その後、Tresidderに9時集合。半袖のJoshのサングラスが怪しく光る。彼は意外にマッチョであることが明るみに出る。。

Mikeの車にAranとYukiと乗り込み、サンタクルーズを目指す。
途中朝食を摂ろうということになる。そこで、オートミールなるものを初めてまともに食べる。
ブルーベリー味に味付けをして、なかなか美味であった。

とりあえず、予定の森林散策をするのだが、朝からの雨で、外は寒い。
持ってきた折り畳み傘が、イカれてしまって、開いた状態で固定できない。
昨日の植林で汚れた靴がきれいになるのは嬉しいが、寒すぎる。
縄文杉並みに古い木を見た後、そそくさと再び車に乗り込む。
結局、雨のために予定のカヤックは取り止め、サンフランシスコ(多分)に向かうこととなる。

車に揺られること2時間、やっとのことで目的地に到着。着くまでに、山道から海岸など色々な地形を
見ることが出来た。
待ち合わせた後、SJEC全員でSeaFoodレストランに入る。
Spicy Shrimpを頼んだのだがあまり成功とは言えなかった。辛いし、単一の種類のエビのみを食べ続けなければならない。
寒さから逃れて入った温室で、氷水をがぶ飲みしなければならない事態に追い込まれる。
量が足りなかったので、周りからフライドポテト(Hweeとか)をもらいまくって、空腹をしのぐ。
Aranからは魚をもらった。ちなみにこの店はチェーンで東京にもあるらしい。

食後はグループを水族館とドライブの2つに分ける。
自分は前者に参加。最近行った記憶が無い、「水族館」という響きに少し心がときめく。

館内では魚の他に、サメ、ラッコ、などいろいろな海の動物を見られた。回遊魚であるマグロもいたところが良かった。
さらに、ヒトデに触ることの出来るコーナーもあった。感触は少しやわらかかった。

帰りは、Cristenの運転で戻る。みんな寝ている中、ビートの利いた、FMラジオがこだます。
Robleに一番最初に着いたので、降ろしてもらう。
Ryanは夕食を済ましたというので、一人でRoble Diningに。
既に、閉まっていた・・・
仕方ないので、Tresidderに向かう。
メキシカン料理(?)の店に入ることにする。ステーキとサラダのMixしたようなものを頼む。
Stanford Dining Cardは使えないものの、比較的安い値段$6.7、ドリンク代込みで$8.88で夕食が出来た。

Robleに戻る途中に今までにアメリカで見た中で一番おかしな集団に出会う。
「うぉ~~~~」
8時を回った暗闇の中で複数の人間の雄たけびが聞こえる。
ライトと思われる白い明かりがだんだん大きくなる。
裸のマッチョな10人くらいの男たちが、全速力でOld Unionの方向に向かって自転車をこいでいる。
身体はずぶ濡れである。とりあえず海パンをはいているのがせめてもの救いだが。
・・・何をやってるんだ??
いずれにせよ、服は濡れずに済んで、随分と合理的である。流石Stanford(笑)

タイやフィリピンの貧しい人を救うボランティアサークルで作業している、Ryanの手が休まったので、
彼に和紙のプレゼントを渡す。彼は素直にとても喜んでくれていた。買って持ってきてとても良かったと思う。

その後、慶應の仲間から電話がかかってくる。
メンバーの二十歳の誕生日を祝おうというのだ。

眠かったが、Ryanに勧められたこともあり、参加を決める。
途中で、3回からダイレクトに降りるところを2階を通っていったところ、知ってる人に会う。
日本人でStanfordに行っている人の車に乗せてもらう。

あいにくの雨だが、車のお陰で濡れずにOkadaまで行く。

現地についた後、今まで見た中で、一番おかしなケーキを見る。
黄色いキャンドルに赤色のロウが塗りつけられている。
・・・何じゃそりゃ???
ちゃんと20本ある。いびつだが・・・
考えに考えた中で生み出されたその作品は、フライドポテトにトマトケチャップをつけて擬似炎と
しているものであった。
笑いが止まらない。

風呂に連れて行かれる彼。そして誕生日の瞬間に、シャワーの水をかけられる。
Happy Birthday!!
大きな声がOkadaの寮にこだました。

祝いの酒が振舞われる。
いずれにせよ、その後は、Crazy過ぎる日米のコール交換大会が待っていた。
酒好きのTimが紹介した、アメリカの飲みでみんなの秘密が暴露される。
ありえないくらいのカオスな空間・・・

朝の4時に部屋を出て、Robleには戻らず、Okadaで寝る。

2月14日

何故か騒がしいので、起きてみる。
Ryanが出かける準備をしている。
とりあえず、出かけるRyanの後についていく。
Waaaaake Uuuup!! Happppy Brentine!!
学生が、問答無用で叫びながら、激しくドアをたたく。凄まじい光景である。
後で聞いた話によると、Stanfordではこれが毎年の恒例であるそうである。
一階に下りると、ケーキとジュースが振舞われ、朝からダンスや歌を歌うなど、ドンちゃん騒ぎである。
この面白い光景を一目見れただけでも良かったと思った。
結局のところ、Ryanは友達と一緒に、木を植えにいくらしい。
いきなり、Plant Treesと言っても意味が分からなかった。
面白そうなので、参加することに決める。
彼の友人のMacもついていき、黄色のフォルクスワーゲンに乗った。

視野が広がるカリフォルニアの大地を走ること40分。迷いながらも、目的地の手前まで到着。
門が開いておらず、結局歩いて現地に向かうことに。
場所は、サンフランシスコ湾。細長い入り江の土地に植林する。
外が寒い。
植林するまでの時間つぶしに、車の中でMacはエネルギー専攻のタイ出身の4年生で、石油資源の有効活用、
新エネルギーの普及をやっていることが、もう一人の運転手は化学工学で、ネパール出身のハワイ育ち、
空手と拳法をやっていることがわかった。なかなか面白いバックグラウンドをもつ人たちである。

彼らと一緒に、苗木を植える。インストラクターの人もいて、同世代の学生たちも黙々と苗を植えていた。
何年も続けているプロジェクトで、毎月あるそうだ。
植林後、インストラクターのお姉さんからクイズがあった。彼女は、ミネラルウォーターのペットボトルのごみの話もしていた。
環境保全の意識を高めるのが狙いであろう。
帰りには、ごみ拾いもした。勿論、これらをやっても何も支払われるわけではない。
アメリカのボランティア、奉仕活動を実際に体験できて、とてもいい経験になった。

昼ごはんはRyanの勧めるフィリピン料理店に入る。
何というのか良く分からないが、豚肉料理とにんにくで味付けしたご飯を食べる。
豚肉は、こってりしているがシソのような味付けがしてあって、アジア的でご飯がとてもよく進む。

午後は、たまたま行ったOld Unionでみんなと鉢合わせをする。聞けばサッカーを3時間ほどしていたようである。
シナジーというStanfordでは一番Crazyと言われているらしい寮のパーティーに行かないかと誘われ、とりあえず行くことに。

それまでに、研究室の宿題を少しでも仕上げておきたいと思っていたので、LinuxからLaTeXを利用しようとする。
ところが相変わらず、コンパイルした後xdviで見ても文字化けしてしまう。あ~困った。
このままじゃ、終わるのがいつになるか分からない。

明日の集合場所が分からないという相談を受け、Joshに電話する。結局場所はいつも通りTresidder前ということがわかる。

Old Unionでxdviがうまくいかないでいると急に梅田望夫さんの文章が読みたくなる。
勝手に「能力と人生」についての話を若干感傷に浸りながら、読む。
自分の将来設計をどうしようとか、漠然とした疑問が浮かぶ・・・

Robleyに戻って、日本から持ち込んだチョコで2/14を噛みしめる。

時間になったので、集合場所へ。そこで、待っていると、みんな続々とやってきた。
集まって、パーティーに参加。中に入っても、期待していたような破廉恥なパフォーマンスは無かった。
12時前に帰宅。明日に備える。

2月13日

午前中に、認識理論の授業を取る。
これは、学部の低学年用の50分授業である。
しかし、内容は脳に障害が起こった場合、活発になる部位が変化したり、どのような変化があるのか、
更には、それの理論的背景をシナプスの結合のように図示するなど、高度で有意義であった。

Old Unionで研究室の宿題をしていると同志社の2年生と昼ごはんを食べに行くことになる。
Roble Diningで昼食をとる。食事の途中、日本人でStanford卒業後、マッキンゼーに就職する4年生と
話をした。専門が電気工学でも、コンサルに行けるということを理解する。

4時45分Tresidder前に集合。サンノゼでショッピングするためである。
Mikeの運転する車に乗る。環境専攻のDoctorに進んでいる学生である。出身のデンバーとの気候や食事
の違い、研究テーマなどを聞くことが出来た。
ショッピングでパン屋の前で、写真を撮ったり、Apple Storeで新型Macを見たり、Boseのヘッドホンを
見たりした。そこのパン屋で1ドル使った以外は、何も使わなかった。
やはり、Apple誕生のご当地なためか、一番Appleが盛況で、Sony Styleはそれに比べるとすいていた。

夕食はメキシカン料理である。
メキシカンといっても、カリフォルニアと混じってるから、カリフォルニアメキシカンな味だという。
時間は9時を回って、参加者は「おなかと背中がくっつきそうな状態」だった。
子牛のRibというものを頼む。サイドメニュー(途中、SideとSizeを混同し、Largeとか答えてしまった・・)
でFriesとRiceというもっとも高カロリーな組み合わせを頼んでしまった。
おいしかったためか、何とか全部食べきれた。
去年アメリカに来たときは、本当に「典型的なアメリカ料理」しか食べられなかったので、今回は舌鼓を
打つ機会が多くて、素晴らしい。

2月12日

メモ程度のものしか残らず。すいません。

Ryanの勧めで、CGのクラスを受ける。
Vertexが頂点ということが分からず、苦戦。


夜8時に集合

(11日と12日どちらが反省→Ryanが眠いのに換金してくれた∴木曜日(∵当初はあいつとの待ち合わせ金曜日)))でどちらがイタリアン料理なのかわからん)

2月11日

はじめTerman Engineering Libraryにて、インターネットをしようと思ったのが運のつき。
Facebookやブログを見てしまい、一限の脳科学の授業をすっぽかす。

GateB12でCGの授業を受ける。内容はアニメーションを加える時に、どのように工夫すればいいのかということ
である。
背景が黒色で白丸が右左と交互に点滅するだけで、行ったりきたりしているように見えるなど、
脳の特徴を反映した、Animationの原理を説明していた。
学部生のレベルをはるか超えている400番台の授業であったが、予想に反して面白い。

Old Unionでインターネットをやった後、Ryanに勧められた会社の経営者による授業を受けてみる。
OracleやGoogleに関わってきた代表によるスピーチであった。

内容は、情報工学IT(Information Technology)が環境工学ETになるというものであった。
理由としては、アメリカ社会の高齢化、中国の膨大な人口が消費活動を繰り広げるためによる
エネルギーの枯渇などが挙げられるという。

これからの、産業の構造変換を示唆するスピーチだと思った。
日系ビジネスオンラインにもあったが、これからの産業は「低コスト」であることがお金になるということが
主旨であった。5:30に授業が終わる。

Tressiderに集合して、バスに乗って移動後、イタリアン料理を食べる。
ティラミスが美味しい。誕生日を迎えた人に送られるケーキは真っ赤で、アゾ染料のベンゼン環
が見える気がした。それ以外の食事は良かったと思う。

日本人でStanfordで言語研究している人から、実験依頼を受ける。
テストは日本語英語の完全なバイリンガル、日本語、英語のみに近い人に分けられてテストされ
ていたようだ。内容はある特定の行動をしていた人見て、違う人で同じ行動をしていた人、
服の色が同じ人を選ぶものであった。最後には、行動を文章でどう表すのかという問いもあった。
多分、言語によって活性化する部位が違うか記憶や、表現に違いが出るはずだという仮説に基づいて
作られたものなのであろう。

Cybelleと夜2時まで話す。
ボストン出身の彼女。友達には、HarvardとMITに行った人がいるとか。
話題は去年アメリカに行ったときの理由と被るが、アメリカのイノベーションの源泉を理由であった。
やはり、日本にも思想的に新しいものを生み出すことが求められているのではないかと。
そんなことを、色々と語らってみた。

Stanfordに来てもミスチルを聴いて寝るという慶應生とともにそのOKADAから岐路に着く。

ウォルマート冒険

Stanford大学の構内があまりにも広大なので、自転車を使おうと考える。

大学のレンタルでは100ドル以上かかるという話を聞き、1ヶ月だけの滞在であるが購入することを決める。

慶應と京大のもう一人のメンバーとShopping Expressを使って、ウォルマートに行く。

敷地はStanfordまではいかないものの、アメリカのスーパーマーケットというだけあって広い。
西友を買収したと聞いたがやはり、大型のチェーン店のにおいがするw

頼まれていたおつまみ代わりのお菓子のもとやアルコール調合用の漏斗(←これは訊いたが無かった(笑))など、微妙な買い物を済ませ、生活用品を買う。
シャンプー、ノート、洗剤を個人的に購入。頼まれていたビール(ハイネケン)もかごに入れる。

最後に自転車を買う。本体が69ドル、必須な盗難対策用の重厚な鍵に15ドルほどかかる。
トラベラーズチェックを使おうとすると、待たされる。

天候不順のためにデータベースとの連絡が取れないそうだ。
なんだそりゃ??

あまりに待たされるので、後ろに並んでいたおばさんたちが世間話を持ちかけてくる。
お:「どこからきたの??」
自:「日本です。Stanford大学で文化交流で1ヶ月ほど学ぶんです」
お:「いいわねえ。ところで、その自転車買うの??」
自:「70ドルほどで、安いんです。」
お:「店の人は、安くていいのだから売りたくなくて待たせてるのね」
自:「多分(笑)」

こんなやりとりをしても一向に進む気配が無い。

トラベラーズチェックってそんなに信用無いのか??
このままじゃ、Shopping Expressが行ってしまう・・・

急いでいることを伝え、やっとのことで使えることとなる。
尤も、合衆国の身分証明書(←持ってる訳無いw)またはパスポートを持参してなかったので、ビールは買えず。国際学生証では不十分なようだ。

2人を待たせ、バスに自転車を乗せて、Stanfordに戻ろうとする。

と・こ・ろ・が

2台までしか、乗せられずに、結局自転車で来た道を永延と戻ることに・・・

先頭を行く。雨もパラつき。気分はまるで敗残兵(笑)

しかも、途中でやわで持ちこたえられなかったのか、ウォルマートのビニール袋が破ける。
中身が飛び出す。とっさに拾ったものを入れて、必死に帰る。

遠回りしたものの、無事Stanfordに到着・・・

ん??ビニール袋がそういえば随分軽い。。

買った洗剤、シャンプーは遥か彼方の路上に置き去りという事実が明るみに出た瞬間だった・・・

2009年2月24日火曜日

Stanford大学のComputer


















今、LantanaというStanford大学の寮にいる。
その中にあるコンピュータからブログを更新している。

とにかく驚くのが、大学のコンピュータのスペックの高さである。
写真のように、恐ろしく基本性能がよろしい。別に全員が理系でシミュレーションでがりがり使うわけではないのに、Core2Duo、メモリを3GBも積んでいるのだ。さらにiMacをWindows XPとMacOSの全てデュアルブートにしているのである。Officeは2007が入っていた。

ジョブズのお膝元というか、出身の大学だからだろうか、Macユーザも多い。
パソコンルームのコンピュータはWindows XPでもデフォルトがFireFoxになっている。
デフォルトがIEになっている慶應のコンピュータとは比較にならないほどレスポンスが良い。

矢上の環境はいいと思っていたが、それ以上だった。慶應のITCとの差を何故かハード面でも思い知らされてしまった。

2009年2月12日木曜日

2月10日

2月10日
この日は、授業を受けるために真剣だった。
日付が変わって40分くらいまで寝てしまい、取る授業をうまく決められていなかったので、
代わりに、地下のパソコンルームでリサーチを行う。
テスト期間だからなのだろうか、2時過ぎまで、学生が喋りながら勉強会的なものをやっていた。

3時過ぎに床に就く。7時に起床。
9時半からお目当てのAI(人工知能)の授業に出てみる。
個人的に、人工知能の中では完成されていない、「考える」ことに焦点を当てた授業に期待していた。
しかし・・・

話の流れとしては、入力をインプットするには感覚器官が必要である。そして、その中でも目の役割は大きい
ということになって、画像認識のアルゴリズムに話が移っていった。

一次元のベクトルを掛け合わせて画像の差分を取り出すことから始まって、行列を使った平滑化や輪郭抽出、Hough変換など、慶應の応用情報工学の授業の復習をしているようだった。

この授業はいわゆる「エグい」らしく、一週間で30時間の宿題が出るという。木曜日はどうなるのか・・・

次に出た授業。Information Theoryというものであった。
ハフマン符号化の周辺について、掘り下げた授業が行われていた。
ビットでなく、3パターンのときどうするかなど、テクニック的なものであった。

ここまで受けて、授業自体の質というものは、言われるほど離れていないような気がした。
ただ言えるのは、生徒がみんなとても積極的に授業に参加しようとしているところ。
やはり、こういうのはなかなか日本ではないものであると、外から見て思った。

午後の授業も潜ろうとしたのだが、グループにならなければならないものや、セミナー形式になっているもので取れるような代物ではなかった。

結局、時間をもてあまして、足りない生活用品を買いに、ウォルマートに行くことになる。

この後の話は、ウォルマート冒険で。

ウォルマートから帰った後は、何故か「ハワイ語」研修に参加することになる。今回の参加者のホストがハワイ語を習っているためだ。
疲労困憊、酸欠状態(言い過ぎか(笑))の頭が覚えた単語はmaikai=goodだけであった。

降り出した雨に打たれながら、寮につく。そのまま、ホストにその日の惨事を伝え(彼は何故か日本語で「へえ~」と話を聞いてくれた)、就寝。

2月9日

起床後、帰ってから浴びずに寝たので、シャワーを浴びる。
朝で、すがすがしい。
昨日のあまりでもらったパンを食べる。
この日Ryanはテストがあるので、早目に学校に向かう。
午前中は、洗濯をした。デフォルトの35分で洗濯し、その後、45分間乾燥機にかける。

地下で、インターネットでチェックした後、部屋に戻るとRyanから電話が。
食堂で、大量のご飯を食べる。バイキング形式で、ピザやハンバーガー、スープ、パイナップル、レタス、メロンなどを取る。レモネードは天然ジュースである。

その後、研究室の宿題を終わらせるべく、部屋に戻る。Ryanにそのことに関して調べ物があるので、どうやって図書館に行けばいいのかたずねる。工学系の図書館の2階ならIDカードなしで入れることが判明。一般回帰ニューラルネットワーク(GRNN)を調べるべく、重装備をして、図書館に向かった。

インターネットや工学専門の本が陳列されており、館内はいかにも工学といった感じ。
そんな中、インターネットでソクラテス.stanfordでそれ関連の本を探してみるのだが、なかなか良いものが無い。学部4年生程度で、最近の応用の論文を読んでも分かるわけ無いので・・・
当たった検索結果は、例えばそのネットワークの航空宇宙での応用例とか、医学で応用したらどうなるかなど、GRNNを紹介してどういうものであるかということではまったく無かった。
残念。結局、日本や英語のサイトでGoogleするしかないと思い直し、疲れたので、図書館を出る。

地下で、パイナップルソーダを買おうとする。勿論、Dining Cardの残金を減らすためである。しかし、使えず現金利用に・・・何をやっているのかわからない・・・

気を取り直し、予定の4時に間に合わせるために、Old Unionに向かう。そこでインターネット接続のセットアップをするというのだ。現段階で寮内でインターネットが使えない身としては、ぜひともやっておきたいものであった。Mikeが丁寧に教えてくれるはずだ。

だが、その前に、待合で喋ったことを記しておきたい。少し早めについたところ、早目にSJECの参加者が来ていた。そこでは、どのクラスを取ったか、或いは取るのかということが真剣に話されていた。
先に課題や雑多なものを片付けておこうと、図書館に向かった自分であったが、実際授業をとってしまった人たちがいるとさすがに心がむず痒くなってくる。一体自分は何をやっているのかと。
仮にも、この日記を読んでいる人がいるなら、早目に吟味したほうが気が楽かも知れないことを伝えておく。
明日は、人工知能などをとるつもりでいるのだが・・・

インターネットの設定はMikeの丁寧な指導により、簡単に出来た。とりあえず、寮「以外」なら使える。まあ、あちゃ~といったところだ。ドメインが違うらしく、寮に帰ったところ接続不可能。
とりあえずStanfordのネットワークならいけるのだが・・・このパソコンでWindows7βを使っていることが問題か・・・

Aramも来て、授業の話で盛り上がる。慶應の授業のCGのレジュメを見せてあげたり、Interactiveなコミュニケーションが出来たのではなかろうか。生徒による授業評価もオンラインであるので、ホストにログインしてもらえば、授業内容や質を知ることが出来る。
Aramはとにかくアルゴリズム系を勧めていた。彼は、微積分関係の本を持っていた。リーマン積分など慶應で自分が少なくとも今まで扱ってなかったような話もあった。普通の積分公式の証明も勿論あった
のだが・・・

その後、慶應勢も来たところで、みんなでOld Unionで夕食に。注文でもたつく。注文時のアイテムが自分の頭の中でクリアでなかったことも手伝って、面倒なことに。
このような、飲食店の店員の質というものは、一般に日本のほうが高いと感じた。

食堂で上った議題は、いつ出かけようかということ。来週の月曜日から3日間ラスベガスに行くのが一番の候補である。2番目がヨセミテ国立公園である。一つ目のプランだった場合、同志社、京大の参加者も混ぜてみんなでいく感じになりそうである。

そんな感じで、話していると、いきなりこの日本人の集団に対して、話しかけてくる人物が。
日本で半年間東日本でインターシップしていた、3月の上旬からコンサートをひらくスタンフォード生
である。とてもテンションが高く面白い。
名刺を交換したが忘れるという失態(笑)をする以外、彼とその連れの2人と、とてもよい時間を過ごせた。ちなみになる~のホストと知り合いであるということも判明し、その真似にみんな笑った。

そんな感じで、3日目も終了である。インターネットの設定がうまくいかず、悪戦苦闘しているうちに眠くなって寝てしまいおきたのは、日付が変わって半時ほど・・・Ryanは今日の音楽(東南アジアの伝統音楽のエッセー対策だとか)で勉強中。いつの間にか2時に。この後どうしようか。
少なくとも明日出る授業くらいは確認しておかないと・・・

2月8日

8時に起床。
昨日の昼に3時間も昼寝をしたため、6時間も目をつぶったまま朝を迎える。
天候は曇り。
集合時間の9時に間に合うように、Ovalを目指して歩く。
この日を持って、昨日到着した殆どの参加者が顔合わせをすることとなった。
Cal Trainを使うためにPalo Altoの駅を目指す。その中で、色々会話をする。
線路の上に上ったりして、電車到着まで時間をつぶすこと半時間、電車が来る。
みんな2階建ての電車の上に乗り、サンフランシスコまでの小旅行が始まった。
天候は悪いものの、車内は大いに盛り上がった。
現地到着後、Fisher Man's Wahrfで昼食を摂るために、バスで向かう。
ホストの一人は車内でもフランス語を勉強していた。
クラムチャウダーに関して有名な店で昼食をとる。有名なだけあって、なかなか味がいい。もっとも、周囲がパンに囲まれたものを選んだ場合多すぎてしまうのだが・・・
アルコールショップや、靴下の店などその周辺をぶらぶらと散策した後、セブンイレブンに。

みんなが買っていた水に差をつけたくて、ビタミンD入りの牛乳(アメリカの牛乳は日本のものに比べて甘い)を買ったことが、実はとんでもない失敗だった・・・と後で気づくのだが・・・

その牛乳ボトルを横にしたところふたの構造上、牛乳がバッグ内に浸透・・・
Seacret Menuがある、ハンバーガショップに入ったりした後、サンフランシスコで有名なアイスクリーム屋へ。
そこでは、Hot ChocolateまたはEarth Quakeというアイスを選べる。
ここで、メンバーのうちの8人は山盛りのアイスを色々な味のソースをつけて食べる。
後者を選択。とても甘かったのだが、終盤に差し掛かると、汚らしい姿に・・・
大量に残すのは忍びなかったので、食べる。飲み過ぎた牛乳と相まって、気持ち悪くなる。
Golden Gate Bridgeへ。一年前に海岸を10km以上歩いてたどり着いた感動がよみがえる。
早歩きで、端の中間地点まで行って戻ってくるということをしでかす。

帰りは、帰りで雨が降ってきて寒い。
Cal Trainでまどろんでいる間、牛乳のペットボトルのふたを落とす。この瞬間、1リットルの牛乳の残り全てを飲み干すことが決まる。

おかしくなった胃で。イタリアン料理を食べる。今回の旅行の中で一番おいしいという事実が恨めしい。
更に、追い討ちをかけるように、慶應の仲間が、答えにくい質問を畳み掛けてくる。
人生経験になる時間となった。

10時半ごろにお開きとなり、おのおのの寮に戻る。
この後に、慶應だけで今週の火曜~木曜の小旅行計画のミーティングがあると聞いていたのだが・・・
一体、どうなるのやら。。

2月7日

起床後、Ryanと一緒にごみ出しに行く。
そこでは、意外に分別がしっかりしているということに気づく。

その後、Studying Roomに行くRyanを見送って、散歩をする。
大きな池が干上がったような場所を一周。かなりの距離だった。
昨日まで降っていた雨も上がり、すがすがしい。
リスや、青色の鳥など、数多くの動物、散歩・ランニングしている人を見ることが出来た。

11時半ごろ、Ryanから電話があり、食堂でご飯を食べようということになる。
昨日と同様、多くの仲間に囲まれながら、食事をする。
しかし、やはり大人数で喋っているとコミュニケーションが取れない。
タイ人の二人とRyanがコンピュータの話をしている(プログラミングか・・・)みたいなのであるが、
話が聞き取れない上に、分からず、話に乗れない。
一部タイ人の彼の英語が聞き取りづらく、どうやって申し込んだのかも一回では分からなかった。
自己嫌悪に陥る。
日本語を2年間習っていたという人がいるなど、かなり多くの人が日本語を勉強していることに驚いた。

Welcoming Partyでは、多くの人と出会う。
専門が分子生物学、酵母でペクチンなどの解析をしているJoshや
生物系か、言語系(アメリカ人のイントネーションや単語のUsageを研究する)をやろうと考えている人
環境関係(ウランなどの放射性廃棄物の処理)で博士を取得中のMikeなど、アカデミックな話も交換できた。

2回経験した2月6日

成田空港からサンフランシスコへ向け、飛行機に乗る。

サンフランシスコの天候はあいにくの雨であったが、迎えに来てくれたJoshを含む3人のホストは優しかった。
北京と上海の中間に位置する場所の出身のNingは、シンガポールの高校卒業後にStanfordに来たという。
20分ちょっとの大学までのドライブはあっという間だった。


現地到着後、オリエンテーションがあった。そこでは、これからホストとなる多くの大学生が来ていた。
専門である、情報工学に近い電気工学の専門が多くて、個人的に面白そうだと思った。


最初の10日のホストであるRyanはフィリピン出身のタイ育ち。
日本語も学習している。
課題を一緒にやった。内容は、人気アーティストである嵐の相葉さんが出演しているバラエティ番組を見て、問いに答えるというもの。課題はYoutubeで見たものをOnlineで提出するのだが、本当に日本のボケ満載のテレビ番組を見ていて日本語の勉強をこんな一流大学で教材として使っているなんて不思議な感じがした。日本語のテロップ、例えば「満員電車で遭遇 超偶然の出来事」を英語に訳せという問題があったりとなかなかウィットに富んでいた。

結局部屋に戻り、Ryanと食事をとることにする。シンガポール出身や、他のアジアの出身の学生など国際的な雰囲気のなかで食事を食べた。料理は、セルフサービスで、いわゆる日本で言うバイキング形式のもの。若干脂っこいものが多かったが、他の野菜・ジュースも自由に採れるため、1ヶ月は大丈夫そうである。

2009年2月6日金曜日

アメリカへ

去年のように一人旅ではありませんが、1ヶ月間アメリカに塾内サークルでの派遣という形でStanford大学に行ってきます。

Googleの創始者の出身大学でどんな経験が出来るのか、楽しみです!!

2009年1月17日土曜日

世代間倫理

何か急に書きたい気分になってきた(テストやレポートが近づいてくると必ずこのように・・・(爆))ので、ちょっと頭の整理という意味でも書こうと思います。

実家に帰った時、母親がいとこで早々結婚してしまった女の子について話していた。
簡単に言うと、旦那さんが一生懸命働いて夜遅く帰ってくるのに、食事も作らず、家で自分の赤ちゃんと一緒にだらだらとお菓子を食べているそうだ。
赤ちゃんも母親も痩せており、赤ちゃんの方は低体重ぎりぎりだと。
(ちゃんとお説教はしたみたいではあるw)

ここで、考えられるのはその女の子への批判だ。どうして母親としての責任を果たさないかのかという・・・「躾が悪い」だの何だの、そういう話が出てきそうな気がする。

ただ、
多分親など(独り立ちするまで)上に立つ立場にいる人は、面倒を見られる側の人間が自分の意志で何にでも成れるようにサポートすべきではないのかなと思ったりする。
今回の話で言えば、低体重に近い状態でいる、夜遅くまで働いている、そのことに対して今のままでいいのかっていうことだと思う。
年末にサークルのOBの方とお話したことを持ってくれば、面倒を見る側が見られる側の権利や自由意志を尊重出来る環境にしないと、これまでちゃんと育って自分が生きてきているのにfairじゃないってことになるのであろうと。
結局は、対象が不利益を被らないような倫理観さえあればいいんじゃないかと思うのである。

下宿先にテレビを置いていないからわからないが、多分不景気だからといって、ばら撒き政策をやって経済を立て直そうということが行われようとしているであろう。
ここで、いつも気になっていることがある。
どうして、そこまで国債を発行しても平気なんだろう・・・
毎年借金がたまっていて、そのツケは自分たちの子どもや子孫。将来の夢や希望を削って、今だけいいとこ取りしているように見えてしまう。
今までの繁栄が借金の上に成り立っていたというのなら、心穏やかにもならなくなってくる。

皆さんはそう思うことってありませんか??

ウルトラ改めWindows 7

ふと思い立ち、最近リリースされたWindows 7のβ版を新しいデスクトップにインストールしてみた。

ところで・・・ウルトラマンセブンでもないのになぜセブンなのか?
それは、ちょうどWindowsの7番目のリリースだからなのだそうだ。。

そんな話はさておき、まず、
http://crazy-man.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/windows7-ec99.html
で得た情報を基に、microsoftでダウンロードしたisoファイルをDVDに焼く。
それと並行して、デスクトップのDell Inspiron530に新たに買った、500GBのHDDをつけてみる。

そして、CDから起動して案内に従って作業を行う。若干英語の表示があるものの、かなり容易にインストール完了!

起動時のWindowsのロゴマークが今まで見た中で一番洒落ていた。
使い心地は、パネルがVistaよりも扱いやすい感じになっていていいと思う。

それから・・・
驚いたことに、HDDがやられていてリカバリも出来なかった友達のパソコンに冗談で試みたら、ちゃんと動いてしまった。もちろん、エアロの機能もないし、パフォーマンスを測ったら、2つあるグラフィックスの評価が両方とも最低の1.0であったがw
Netbookにも対応させようとして、低いスペックでも大丈夫ということなのかなあ・・・
Vistaをメモリ規格がDDR世代のパソコンにインストールしたことなどないので両者の詳しい差は分からないが。

今年の8月1日にサポート?が切れるまで、使っていこうかな。

2009年1月6日火曜日

人間って

京大の友達と、久しぶりに会ってきた。一年と四ヶ月ぶりの再会といったところか。

総合人間学部で、脳科学ではなく人間科学的なアプローチをしたいと言っていた。
やり方は違うが、同志はいるものである。

彼の話を自分が解釈すると(間違っていたらすいません)、理系的因果関係に捕らわれず、もっと違う側面からも脳を解明しようとしているらしい。今現在主流である、デカルト的方法論(機械論・唯物主義?すべての人間の行動をニューロンの発火に帰着させようとする)から離れて、仮の第三者が自分の他に存在して、それを行動の説明に用いるといった感じのことを研究しているという。
いろいろ研究室の説明を聞くうちに、高校時代にかじった倫理の知識を紐解いて「ヘーゲルの止揚みたい」と言ったのだが、デリダの脱構築により近いという。当然と思われていたところから矛盾点を洗い出すかららしい。

自分のパソコンの分解話から始まったトークであったが、後半は密度が濃いものになった。

今日は一限から授業だ・・・冬休み中の夜更かしの癖が抜けない。

2009年1月5日月曜日

4年ぶりの再開@同窓会

高校の同窓会に参加してきた。
埼玉県にある男のシンクロを考え出すような、変わった高校である。
(ちなみに自分はそこでプールが見える化学部に所属していた)


一次会、先生も見え、刺激的なトークが繰り広げられた。過去の遅刻の常習犯などをあげつらう、腹黒い先生も(笑)みんなの反応がポジティブで受けていたからいいのだがw
冒頭に主任の体育教官の先生からのお言葉のとき「みんな正座で!」と誰かが言う。
みんなもそれに乗り「正座に」
ノリがいいのは好きだが、集団心理のすごさを実感。

二次会、何もかも分からなくなるようなカオスな飲み会に。
コールの嵐の後、カラオケが始まる。
それと共に上半身脱ぎだす輩が。
脱がないほうが非常識という雰囲気になる。
まるで、自分のサークルのダンパのようである(笑)
ノリがいいのは好きだが、集団心理って・・・

2009年1月1日木曜日

年賀状 by OpenOffice























あけましておめでとうございます。見てくださっている方、今年も宜しくお願いします。
上は、フリーの文章ソフトであるOpenOfficeでつくった年賀状です。

ネット上にある情報を参考にしてつくってみました。
大まかな流れは
挿入→画像
で写真を貼り付け
挿入→枠
で文字を書ける枠を作りました。

写真は、去年の5月上旬に行った、スウェーデン第二の都市であるGoteborgの世界貿易センタービルから撮ったものだったと思います。

有料の年賀状ソフトもある中、フリーソフトで年賀状を作れるというのは、とても意義深いことであると思います。

研究室の先生から薦められた本「未来を予見する『5つの法則』」にも書いてあることですが、無料になるとより多くの人が利用出来るようになって、量が質にとって変わる。そして、ブレイクスルーが起きるようになると。

年賀状を作るにあたって、Wordさえ使わなくても良いというところも、OpenOfficeの売りの一つでしょうか。

ボランタリー経済の広まりを予見させる、そんな一コマです。

元旦マラソン

今日の夕食はすき焼きだった。
母親が調理していて言う。「卵は貰い物だけど、生のままつけて食べていいでしょ?」
いやいやいや。無理。もし中ったらどうすんだ。正月中ずっと倒れてたらどうすんだ。
ふと、家に来た中国人のおじいさんが生卵を決して口にしなかったことを思い出す。
「世界で一番胃袋が強い中国人(本当か)でさえ、衛生が保証されていない生卵は食べないんだから。」
況や日本人をや・・・ってことで、買いに行きました。卵を。

ダッシュすれば、往復15分かからないとみていたのに、「閉まってる・・・」
そう、近所のスーパーが閉まっていたのだ・・・
帰ろうか・・・いや、帰る事は出来ない。食べて起こす腹痛よりは、走って腹痛を受ける生き方をしたかった。
仕方なく、国道254を下り方面へ「走る」。腹痛より先に、寒さのあまり耳が痛くなる。
車がうらやましかった。やっとのことで、コンビニについて卵を購入。

帰り道はショートカットぉ。国道から外れ、山道を通る。しかし、地元が田舎過ぎたため、照明がなく足元さえ見えない。
夜道の怖さを改めて実感する。

ついに家に到着。家の照明が眩しい。その後、すき焼き。いや、でも、疲れた。