2007年12月9日日曜日

美しさを愛でる心

日曜のキャンパスに用事があって行った。

横断歩道の前でみんな徐に携帯を取り出し、目の前のものを記憶媒体に思い出としてしまう。
携帯のカメラの先にあるのは、紅葉真っ盛りの銀杏。
昼下がりの、ややオレンジ色になりかけた柔らかい太陽の光、それに輝く黄金色の銀杏の葉。
子ども達が落ち葉の絨毯を見てはしゃぎ、おじさんは東急の紙袋に大事そうに葉っぱを入れていた。
優しい、暖かい気持ちになれた。優しさに包まれた過去。保育園時代の、銀杏の落ち葉をかき集めて、大きな木の下にクッションをつくったことを思い出す。桜のはかなく散り行く悲しみに包まれた美しさでない、明るい美や暖かさを実感。

エレベーターを上っている最中でも紅葉が見えたが、後ろのおばさんも視線の先にある金色に輝く銀杏に見入っていた。

夏のみなとみらいの花火大会を思い出す。美しい花火を見ると拍手が、歓声が沸きあがる。

人が美しさを求めているのを改めて知った、ひと時だった。

2007年12月2日日曜日

がん遺伝子使わず、万能細胞を作製…京都大学研究グループを読んで

素晴らしい技術だ、と思った。大人の皮膚からでも・・・ね。

人類の敵であるはずのウィルスを自分たちにとって都合の良いように操作し運び役にしてしまう。自分たちの繁栄のために・・・何か、新世紀エヴァンゲリオンにおいて敵である使徒をEVAに作り変え人類の助けにする話とオーバーラップしてしまう。

それから・・・
今回と前回ES細胞のニュースに躍り出ているのは生物をやるなら行きたいと思っていた京大、交換留学するなら一番行きたかったUniversity of Wisconsin Madisonだった。このまま、技術が進歩すれば、自在に拒絶反応の無い自分専用の臓器が造れるようになるのも時間の問題だろう。
もう少し、早く実現していればね・・・自分の最高の心の支えだった人よ

いま、聴いている「ここしか咲かない花」、心の荷物を下ろせた場所よ・・・